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会田誠さんでこんなの見つけた。

2009年07月06日 01:09


会田誠さんで検索していたら、こんなの見つけた。

憧れのあの人は、どうやってあの仕事に就いたの?
 第2回 会田誠さん

アートスクールガイドというウェブサイトですが、閉鎖されてしまっているらしい。芸術を志している高校生向け? まあ僕は門外漢なので詳細はわかりません。そういうスタンスは得意です。

高校生向け、といっても、とても希望が湧かず悲惨な感じで、それでも非常にポジティヴな印象を受けるのは、やはりまだ生き残って、逆に人生を勝ち取っているからでしょうか? 
『ぴあ』で「貧乏系」で紹介されたり、学生時代のエピソード、アルバイトと消費者金融に明け暮れる日々・・・

最近のインタビューで「現代美術家が天職だった気がする」と言ったんですが、それまではそんなふうに言ったことはなかったんです。40にして惑わずといいますが、最近やっと40にして、肩書的には現代美術家ってことでいいかと、そういう心境になってきました。


それでもこの言葉に、このうえない勇気と希望をもらうのは、これを読む高校生だけではないはず。


[image/air_ : 細越一平]

 neoteny japan(ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション)、伊藤存さんの水ドローイング。

neoteny japan(ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション)、伊藤存さんの水ドローイング。

2009年07月06日 00:00


上野の森美術館に行ってきた。 
 neoteny japan : contemporary artists after 1990's from Takahashi collection

著名な精神科医であり、屈指の現代美術のコレクターでもある高橋龍太郎氏のコレクションから、個人所蔵故に俯瞰できる世界を展示する巡回展。

7月15日までということもあるのだろうか、会場の熱気、観る側の数も多ければ、作品にがっぷり四つというか、その姿勢もまた凄い。今はカタログを見直しながら、ポッドキャストを聴きながら、この文章を打っている。頭の奥がしびれている感覚があり、帰ってきてから少し眠った。脳味噌の情報系を整理する必要があるのかもしれなかったが、もしかしたら帰りがけに蕎麦屋で飲んだビールのせいかもしれない。

neoteny ネオテニー」とは「幼形成熟」という意味である。内容は後日にするとして、今日は特別に行われた伊藤存氏の水を使ったドローイング(上野の森美術館前広場)の様子をどうぞ。

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天候は絶好の曇り空。晴れてたらドローイングは一瞬の命だったはず。

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たくさんの人の取り巻きのなかで黙々と進む。

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観る側も独特のテンション。

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ドローイング終了。一部。

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こちらも部分。消えてしまったものも含め独特の儚さ。伊藤氏の刺繍の線にも通じるような感覚も。

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「おわりました」。おつかれさまでした。


会場を回りながら、この熱気と、音楽シーンとの温度差や強烈な差異やエネルギーのようなものを感じる。それがないと言うことは幸か不幸か、これから興すことができるということだ。


たくさんの著名人もこの会を訪れているということだが、先月30日には舛添要一厚生労働相もいらっしゃったとのこと。お忙しいらしく30分くらいの観覧。そもそもそれって来る意味あるのか。そういう無駄な政治のパフォーマンスにはウンザリということに、早く気づいたほうがいい。でなければずっとカイワレダイコンみんなで食べ続けてろって。いつの間にか完全に体制に組み込まれた舛添さんも。


「観た人がどう思うかとか、それ見て何考えるかが重要だ」とは加藤泉氏のポッドキャストから。
是非自身の目で確かめられることをお勧めします。もう一度だけ、会期は15日までですよ! 


[image/air_ : 細越一平]

 予定変更。neoteny japanに行きます。

予定変更。neoteny japanに行きます。

2009年07月05日 01:14


日曜はゴーギャン!と楽しみにしていたが、会期が迫っていると言うこともあり、予定変更今日は上野の森美術館に行こうと思う。

 neoteny japan 〜高橋コレクションより

個人的には、伊藤存、名和晃平、束芋、そして加藤美佳各氏の作品との再会が楽しみ。

○ちなみに今日は伊藤存氏の水によるドローイングといったイベントもあるらしい。
ネオテニージャパン公式ブログ

○さらには、今回の展示会のために、作家自身が自作についてコメントしているポッドキャストも無償ダウンロード出来る。
→案内ページはこちら
ipodに入れていけば、当日の音声ガイドにもなる訳です。

様々な工夫、取り組み、もちろん手探りかもしれないけれども、動いているところは動いているし、それは勿論現状への問題意識や危機感を感じているからこその行動だ。
比較的アート(音楽以外)ではこのような取り組みは盛んであるようにも思う。ではクラシックの現状は・・・?
やはり既得権益が強ければ強いほど、動きは鈍いのか? 
恐竜の時代は終わっているのに?


[image/air_ : 細越一平]

 東京都現代美術館、池田亮司展 +/−[the infinite between 0 and 1]
 

サントリーホール神話はいつの時代の話か? ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団の<悲愴>を聴く。

2009年07月05日 00:56

友人に呼ばれ、急遽サントリーホールに!
ちなみにプログラムはこちら。

♪♪♪ ♪♪♪
ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団
曲目
リムスキー=コルサコフ :「雪娘」から
チャイコフスキー
:ヴァイオリン協奏曲
:交響曲第6番 ロ短調 op.74 「悲愴」

出演 川久保賜紀(Vn)

開演 14:00

料金 S15,000 A12,000 B9,000 C6,000 D4,000 シニアS14,000 シニアA11,000 学生S〜D50%割引 (1月18日発売)

問合せ ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711
♪♪♪ ♪♪♪

サントリーホールの音響は、改めて流石。もはやひとつの楽器。
しかし客席はガラガラ・・・恐らくは6割〜7割か。
その風景に衝撃を受けた。剥き出しになっている赤い座席が痛々しい傷痕のようにも見えた。

土曜、14時、ロシアオケ、話題のソリスト、チャイコフスキーの人気曲、実績ある指揮者、安いとはいえないが妥当の価格、そしてサントリーホール。これだけの条件を揃えても満席にならない要因は何処にあるのか?

音楽はもはや必要とされていないのだろうか?

それには敢えて、否と答えたい。
要は、以前のマーケットを満たす条件を、現代の聴衆は求めていないのだと。つまり、もはやこれまでの手法は全く通用しないということである。需要は必ずあるはずで、今は、本当に音楽を求めている人にそれが届いていないということなのだと。

そのポイントを探さなくてはならない。それがまず今の課題。


演奏は、メインのチャイコフスキー交響曲第6番<悲愴>に力点が置かれたように思う。当然か。
リムスキー・コルサコフの『雪娘』は佳作という域を出ない作品、とは過言に過ぎるか、それでもこのオーケストラと指揮者の力量を引き出すような作品を聴きたいと思うのは贅沢だろうか。
チャイコフスキーの冗長なヴァイオリンコンチェルトでも、オーケストラはフルドライブというには言い難い。ただ、これは<悲愴>でも感じたことだが、特に弦楽器の意思統一が素晴らしく、トゥッティの見事さ、ドラマティックさが素晴らしかった。

<悲愴>は不思議な曲で、魅力的なフレーズやチャイコフスキーらしさは随所にあるのだが、なぜか記憶に残らない音楽(個人的には)。終末のコントラバスとともに、まるで冷たい土の中に埋まってしまうかのよう。プレトニョフの端正なつくりは決して耽美主義に浸ることなく、チャイコフスキーの音楽から、後のマーラーにも繫がるような貌をも垣間見せた。

でも・・・やはり<悲愴>のこのモヤモヤ感というか、行き場を失った魂のような、やるせない気持ちはなんだろう。梅雨の空が、さらに少し翳って見えた。


[image/air_ : 細越一平]





閑話休題、L.Vといえば? 『ルートヴィヒ』、狂気の投影。

2009年07月03日 23:47


ブランド、という言葉に関して、ウィキペディアで面白い記事があった。


ルイ・ヴィトンの鞄を愛用していたが、当時は同社が有名ではなかったので、出演者が勘違いして、「さすがはミラノの御貴族だけある。トランクの生地すらにイニシャル(偶然の一致で同じL.V)を入れてオーダーするとは」と感嘆したという逸話がある。



L.Vとは誰あろう、ルキノ・ヴィスコンティの事である。
(出典 http://ja.wikipedia.org/wiki/ルキノ・ヴィスコンティ


ルートヴィヒ』、4時間に渡る狂気の物語。
しかしその狂気は何処から来るのか。ルートヴィヒ、ヴァーグナー、臣下、コジマ、ハンス・フォン・ビューロー、エリザベード、、、時代、戦争、権力、歴史、愛憎、、、狂王ルートヴィヒはそれらを投影した虚像であり、同時に観るものの内奥も照らし出す。トリックスターでありスケープゴートのルートヴィヒ、その姿はそれでいて切なく、愛おしい。


われわれは何処から来たのか?
われわれは何処へ行くのか?
われわれは何者なのか?

日曜日はゴーギャン展へ行く予定。

[image/air_ : 細越一平]

 <ブランド>の変質についての覚え書き、失われたコンパス、花と水。



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